2012年3月29日木曜日

N・S・S|健康管理情報|日本で忘れられた酵素栄養学とは|酵素って何?


日本で忘れられた酵素栄養学とは

酵素ってなに?

酵素なしでは生きられない

酵素は人間を含むすべての生物に自然に存在する物質です。現在までに見つかっているだけでも、私達の体内には3000種類以上の酵素があるといわれています。私達の体が正常に機能し、ケガをした時には痛んだ組織を修復し、また病気をはねのける力というのは、体内の酵素の働きと直接関係しています。
酵素がなかったら私達は生きていられません。消化吸収、栄養の貯蔵も出来ない、筋肉は動かない、脳も正常に働かない・・・解毒作用も酵素なしには行なわれませんから、老廃物や異物が体内に貯まる一方。最もそれ以前に心臓は停止してしまっていますが・・。人間は勿論、あらゆる生きものは酵素の働きがなければ一瞬たりとも生きられません。酵素は、命の仕組みそのものなのです。

健康食品として酵素は20年以上前に一度大きな脚光を浴びました。そして、今また、酵素の重要性が再認識され、スポットライトをあてられています。もともと酵素は人間が口にするあらゆる食物のなかに豊富に存在しています。食物そのものが生命体である以上、酵素なしには生きられないからです。従って、本来なら食事をしていれば、健康食品として摂る必要はないはずです。にもかかわらず現代人には、「食物酵素」が極端に不足し、それが体に負担をかけ、様々な病気の原因を作っているのが現状なのです。

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人と人に飼われるペットだけがガンや糖尿病に

3大死因といえば、ガン、心臓病、脳卒中。心臓病には心筋梗塞や狭心症、脳卒中には脳出血や脳梗塞があります。このような生活習慣病に侵されるのは、実は人間だけです。心筋梗塞で突然倒れるライオンや、ライオンに襲われたショックで血管が破裂し、半身マヒ脳出血のしま馬などは自然界にはいないのです。

乳ガンのワンちゃん、糖尿病のニャンコちゃんなど、人間と同じ食生活、加工されたペットフードで育てられるペットには習慣病はありますが、野性動物には見当りません。
生活習慣病が増えたのは欧米の肉食中心の偏った食生活が入ってきたからといわれます。しかし、では、肉食オンリーの野性動物が痛風や高脂血症、心臓病などにならないのはなぜ?中性脂肪が高い、コレステロールが体に悪い、体脂肪が多すぎるからダイエットしないと危ないなどといわれますが、例えばクジラは、何十センチ以上もの厚い皮下脂肪が体全体を覆っているのに、動脈硬化もなく、健康な血管をもっています。ライオンは肉ばかりの生活をしています、クジラは海の魚や動物ばかりの生活です。どうみてもバランスの摂れた食事などしてい� ��いのです。にもかかわらず健康を維持しているのです。これは一体どういうことでしょうか?


石膏は、芝生の上では何に使用されますか?

人間と動物は違うのだから、比べられない?それでは、人間の例を見てみましょう。
今のエスキモーたちの生活はほとんど私達と変わりませんから、例にはなりませんが、一昔前のエスキモーの生活を見ると、彼らはアザラシの肉や魚オンリーの生活。ときたまアザラシの胃のなかに未消化で残った海藻類を食べるだけ、というように、極端に偏った食生活をしていました。しかし、どのような研究でエスキモーたちの健康状態、血管などを調べても、誰一人として、動脈硬化など、成人病の兆候すら見いだせなかったといいます。ところが彼らの生活が変わり、文明色豊かになり、精製された穀物類、野菜類その他、バランスよく食べる生活になったとたんに、高血圧、心臓病だ、動脈硬化などが急増したのです。

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「加熱」が酵素を壊してしまう

自然の動物と、現代人の生の営みにおける一番大きな違いは「食」です。野性の世界では肉食動物も草食動物も、その生活圏で手に入る自然の産物を生のまま食べています。人間だけが手を加えたものを食物にしているのです。食物を加熱してから食べるのは人間だけです。エスキモーの例でも、昔は生の肉を調理をせず、貯蔵するのも氷の中に埋めたりし、それを溶かして食べるということをしていました。しかし、便利な台所用品が入り込み、調理して食べるということを覚えたとたん、何かが狂い始めてしまったのです。

野菜でも肉でも、自然のままの食物はどれもふんだんに酵素を含んでいますが、それらの酵素は熱を加えて料理することによって、すべて破壊されてしまいます。70度の熱で、酵素は100%破壊されてしまうのです。

ご自分の家の台所を思い浮べてみてください。フライパン、鍋、トースター、レンジ、ガスコンロ・・そこにあるのは冷蔵庫以外、すべて熱を加えるものではないですか?人間は自然の意に反し、神様が食物のなかに作ってくれた酵素をわざわざ壊して食べているのです。これが、野性動物と我々の食事の大きな差です。
熱を加える調理法ばかりでなく、化学肥料や農薬の使用、貯蔵、加工、フリージング、添加物の使用など、便利になればなるほど、食品に含まれる酵素は減ってしまっているのです。人間は極端に食物酵素の少ない食生活を営んでおり、これが結果的に体をむしばむことになっていくのです。

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なぜ酵素が壊れていない食品が必要?

では、酵素が壊れていない食品はどうして必要なのでしょうか。
まず第一に、私達の消化器官に負担をかけず、酵素生産の浪費を防いでくれます。肉でも、魚でも、果物でも野菜でも、実はそのもの自体が消化されるための酵素を持っています。このようなものだけを食べている分には、体の負担は最小限に抑えられます。

例えばバナナ。とりたてのバナナは青く堅くても、室温でしばらく置いておくと、甘く、やわらかくなります。さらに置いておくとベタベタになってきます。このような過程を私達は「熟す」といいますが、これは、バナナ自体が自分自身を消化させる酵素を持っているから。食物自体が、自分で消化してくれる訳ですから、私達の消化力を駆使する必要はありません。
同じバナナでも、お菓子に使うなどして火を通すと、酵素は破壊され、バナナの事前消化はなくなります。バナナに含まれる栄養素を体が吸収するためには、バナナを柔らかく、ベタベタに、さらにドロッとさせる作業するために、体が必要な酵素を一生懸命作らなければなりません。他の代謝に必要な酵素を、消化のために振り向けなければならなくなっ� ��しまいます。
調理したバナナだけなら、それを消化するための酵素もさほど必要ないでしょうが、実際には、私達はあらゆる食品を同時に食べますので、食品の種類によって必要な何種類もの酵素を体は作り出さなければならず、その分負担も大きくなります。

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どのようにshroomsは栽培されています
消化に関わる酵素の仲間達

消化活動を支えているのは二十数種類の酵素で、消化のすべての過程で酵素が働きます。私達が口にする食物にはタンパク質、脂質、炭水化物が含まれています。しかしこれらの基本的な栄養素を体が使える状態に変換するためには、大きく分けて3つの酵素グループが消化のために働く必要があります。

タンパク質を分解するのがプロテアーゼのグループ。タンパク質は20数種類のアミノ酸で作られていますが、一つ一つのアミノ酸に働きかけるのは、それぞれ違ったプロテアーゼ・グループのタンパク分解酵素です。
脂肪分解酵素といえばリパーゼを指しますが、脂肪や油、リン脂質(レシチン)、ステロール(コレステロール)を含む脂質を分解します。
アミラーゼは炭水化物の分解を受け持つグループで、スクローズ、ラクトース、フルクトースなど主たる糖の分解も行ないます。

これらの酵素グループのそれぞれ特定の栄養素に働きかける酵素が、口から取り込まれた食物の種類に応じて分泌されます。生の食物をよく噛んで食べると、唾液に含まれる酵素がまず糖質を分解し、胃の上部で休んでる間に食べた食物自体に含まれる食物酵素により事前消化が進みますので、体が余分な消化酵素を作る必要はありません。

しかし、調理したもの、加工品などを食べると、それ自体に食物酵素がありませんから、胃の上部での事前消化は起こりません。そのため、多くの消化酵素が必要になり、膵臓も一生懸命、リパーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ等を作らなければなりません。小腸でも多くの酵素を分泌して、どんどん消化の為に使わなければなりません。肝臓も胃も十二指腸も、膵臓もフルに消化に加担しなければならないわけです。これら一連の工程において、消化酵素が多量に無駄使いになるわけです。

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動物は体の消化酵素を無駄使いしない

羊やウシ等の草食動物は、消化の悪い繊維を常食しており、それこそ消化酵素を目一杯使っているように思えるでしょうが、羊やウシの唾液のなかに消化酵素は含まれません。又、消化酵素の生産工場である膵臓は人間の膵臓に比べ、体重の割にずーっと小さいのです。
牛には4つの胃がありますが、消化酵素を分泌しているのは最後の1つだけ。前の3つでは、そこに住んでいる様々な微生物の出す酵素によって、たまったエサは分解されます。エサ自体に含まれる酵素が働き、食べた物が自然に消化されるようになっているのです。
クジラには3つの胃があります。最初の胃には食べた物がギッシリつまっていますが消化液は分泌されません。自分の消化酵素に負担をかけず、食べた物の酵素が自己消化をするのをひたすら待つ� ��めの胃なのです。このような胃を、「酵素胃」と呼んでいます。ニワトリやハトにはエサ袋という酵素胃があります。タネなどのエサを貯め、そこに含まれる酵素が働くのを待つ消化器官です。リス等は見つけた木の実などをすぐに口にしないで、いったん土に埋めたあと掘りだして食べます。これは土壌の湿気で酵素を活性化させるためです。こうして、動物は自分の消化酵素を極力消耗しないように、自然の理にしたがって生きているのです。

そこで、人間はどうかというと、酵素研究の第一人者であるハウエル博士によると、「酵素胃」に匹敵する部分はあるといいます。口のなかで咀嚼された食物は、そこで食物自体が含む酵素によってある程度分解され、その後胃の低部から分泌される消化液に引き継がれるシステムになっているのに、それを人間は使わず、本来の胃の構造に反した食生活を送っているというのです。
加熱したり加工した、酵素のない食品を食べたときは、酵素胃が働かないので、体は消化に必要な酵素すべてを体内で作らなければなりません。大量の酵素を作り出すため、膵臓は大きくなっていきます。せっかくの食物酵素を利用しない私達は、いわば体内酵素のムダ使い、大変な浪費を行いながら、消化器系に多大な負担をかけながら生活� ��ているのが現状なのです。

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"ハウツー"耕
消化だけの問題ではない

消化に負担がかかるということは、単に消化器の疾患に結びつくということではありません。消化の問題は予想以上に多くの体の部分に関わっています。
体を作り、維持していくためには、アミノ酸、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルなど、あらゆる材料が揃ってなければなりません。そのためには外部から摂取した食物がきちんと消化分解、吸収されていなければなりません。消化分解された栄養素がきちんと揃っていなければ、個々の細胞も、それらが寄り集まってできている組織も、器官も、それぞれの系統も、正常な代謝を行なうことが出来ず、機能不良に陥っていくことになります。

栄養素の吸収を促すため、体は優先して消化酵素を作らなければなりません。体内にある限られた資源を消化酵素作りにばかり振り向けていたら、他の部分で働く酵素を作るためのやりくりができなくなってしまいます。なんらかの代謝のどこかしらの段階で、酵素が作れないような状態に陥れば、確実に体の異常につながることになります。

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食品に含まれる酵素がそのまま代謝酵素になる訳ではない

酵素は分かっているだけでも3000種類以上ありますが、一つの酵素は一つの特定の仕事しかしませんので、体内で行なわれている代謝の種類も3000種類以上あるということです。肝臓の機能を整えたり、心臓の動きを調整したり、血圧の調整、血管の保持、思考、考えつくありとあらゆる体の働きはすべて酵素のおかげです。異性を引き付けるフェロモンさえ酵素の働きなのです。

一つ一つの酵素の役割分担は厳密に決められており、ある酵素が不足したからといって他の種類の酵素がその不足を補うことはできません。また、生の肉とか魚とか野菜には酵素が多く含まれていますが、それらの食品を食べることによって酵素がそのまま補えるということでもありません。市場には酵素飲料なるものが出回っていますが、これらを飲んだところで、体内の酵素不足を補うことにはなりません。
豊富に食物酵素が含まれている生の食品を食べると、その食品自体の事前消化が進みます。消化の負担は軽減されるだけでなく、食物がきちんと分解されてから血液中に取り込まれるようになります。体は消化の為の酵素配分を減らし、体全体を機能させている他の何千もの酵素にその分をまわすことが出来るようにな� ��、体内が活発に働ける状況がつくられるのです。


私たちは野生の動物のように生食オンリーにする、というわけにはいきません。現代の食生活では、かなり意識的に気をつけていても加工品や熱を加えた食物の比率がどうしても多くなってしまいます。そんなときは、食事と一緒に酵素サプリメントを摂るようにするのがベストです。そこに含まれる消化/分解酵素が食物をキチンと分解してくれます。体は消化酵素を余分に自前で作流必要がなくなりますから、その分、材料やエネルギーを他の代謝酵素を作るために振り向けることができるようになります。
プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼなどの消化酵素粒を食事と一緒に摂取すると、それらはそのまま消化酵素として働き、食品として摂取した、タンパク質、糖質、脂質を分解してくれます。食べているものに食� ��酵素が含まれていなくても、食品を事前消化してくれますので、体自体が消化酵素を余分に作らなくてもすむようになります。消化器官に負担をかけずに、調理した食品を消化分解し、体の酵素の無駄使いを防ぐことができることになります。消化酵素の節約をすることで、体を守るために必要な代謝がスムーズに行われるようになり、自然治癒力をアップし、あらゆる不調が改善されていきます。
また、酵素サプリメントは空腹時に摂取することにより、血液中の「汚れ」を分解し、ドロドロの血液をサラサラにしてくれます。ドロドロ血液が原因での疾患は、非常に短時間に改善されます。ちなみに、N・S・Sでオススメしている麹菌由来の酵素サプリメントは、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼなど7種類の酵素がふくま� �、しかもpH2〜11までという幅広い範囲で働いてくれるため、日常の食生活にうまく取り入れていただきたいと思います。

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日常生活の注意点

食事の欧米化、大量生産時代の到来により、食品から酵素が消え、酵素不足から、肥満者が増え、半病人が増え、生活習慣病が増えてきています。ちょっとの工夫で現代人でも食事から酵素を摂ったり、自分の酵素の無駄づかいを防ぐことができます。


  1. とにかくよく噛んで食べましょう。特に炭水化物はここで半分に分解され、胃に入った後も30分程度は唾液の酵素が働き続けます。歯が悪い人は、まずそれを治してください。
  2. 極端に偏った食事を避け、常にバランスを考えましょう。
  3. 食事で食べる生物の比率を多くしましょう。
    • 酵素の壊れていない生のものを食べるのが基本ですが、なるべく加工度・精製度の低いものを選んでください。魚、肉には豊富に酵素が含まれますが、寄生虫その他の問題は考慮しなければならないでしょう。
    • 通常生野菜のサラダで食べる程度の野菜では、調理したものとのバランスが全くとれません。調理したものとのバランスを摂るためには、他の食品も含めて、 50〜75%は生ものにすべきといわれています。これだけ食べるのはなかなか大変ですが、ジュースにすればむずかしくはありません。
    • ブロッコリー等も、なるべく茹でずに生で食べる習慣を。
    • バナナ、アボガド、ブドウなどはカロリーが高いフルーツとして嫌われることが多いのですが、生のカロリーは、調理したカロリーとは違い太りませんし、また、酵素の量も多いので、適量に食べましょう。パパイヤやパイナップルは特にタンパク質・脂肪の事前消化の助けとなり、おすすめです。
    • 生野菜サラダ、フルーツなどは、食事の最初に食べるようにします。
    • 毎食、生の野菜、根菜などをジュースにして食前にカップ1杯飲むようにします。
      ※朝は新鮮なフルーツジュース中心に。午後は食事前に生の野菜ジュースを必ず飲むようにするだけでも、酵素の無駄使いを防ぎ、消化状態を改善、健康状態は、急激に回復します。
      ⇒何で生ジュースなの?
  4. 調理する場合は最小限に。さっと茹でる、蒸す、手早く炒める等にします。「レンジでチン」は一瞬にして酵素を壊してしまいます。
  5. 肉や魚などを食べるときには、ニンニク、ショウガ、ネギなど、タンパク質分解酵素の豊富なものを一緒にたっぷり使って下さい。たとえば、ショウガには、1gあたり180gの肉を完全消化してくれる酵素が含まれています。
  6. 消化酵素、ビタミン、ミネラルなどのサプリメントをうまく利用して下さい。現在の食生活では意識しても、なかなか必要量は摂取できません。
  7. どのような場合も、食べすぎないように。1回に多く食べるより、何回かに分けて食べるようにしましょう。
  8. 定期的に絶食を実施しましょう(週1回の1日絶食、月1回の3日間絶食など)。

健康のためには日々適度な運動とバランスの摂れた食事を心がけることは当然のこととして、現代の食生活では絶対的に不足している、ビタミン・ミネラルそして酵素をサプリメントでしっかり補うことが不可欠です。繰り返しますが、消化器官に負担をかけず、消化酵素の浪費を防ぎ、なおかつ正しい消化、吸収、及び同化が出来るようにするのが、まず健康を考えるうえで最も重要なことなのです。

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